スマートスーツのしくみ
つらい中腰姿勢の維持や重量物の持ち上げ等のかがみ込み時に弾性体が作用し、上半身を引き起こす筋力補助と腹部を引き締め体幹を安定させる2つの補助効果が適切に発揮されます。
あえてアシスト力を強化しない理由
アシスト力が強いと、その瞬間の作業は楽になりますが、アシスト力に頼りすぎると自分自身の体力の低下を招いてしまいます。
ある調査によると、人間は自分の持っている体力の7割以上を普段の生活や仕事の中で使用していないと、体力が衰えやすいということが判明しています。自分の体力を維持・増進していかなければ、5年後、10年後まで安心して働くことはできません。
スマートスーツ®は作業者への疾病リスクをアシストによって取り除きつつ、体力の維持、増進に寄与するだけの負荷、すなわちトレーニング効果は残すことによって、いつでも、いつまでも安心して仕事を続けられるような丈夫なカラダづくりを目指しています。
開発development
NEDOの「課題解決型福祉用具実用化開発支援事業」および「イノベーション推進事業課題解決型実用化開発助成事業（福祉用具）」で、株式会社スマートサポートと北海道大学がともに、ロボット技術を応用して補助装具を開発。ロボット工学、動作解析、弾性材解析などの技術を駆使して、「スマートスーツ」をつくり上げました。
