大成建設様のユニフォームにスマートスーツの機能をセットインしました。

2021.4.13

建設業界では、建設技能労働者の長期的な減少傾向に加え、現時点で全体の25%以上を占める高年齢(60歳以上)の技能労働者が今後10年間で大量離職するとされており、今後、労働者を安定的に確保することが重要な課題となっています。また、熟達した技能を持つと思われる高年齢の技能労働者が大量離職することで、仕事の質や生産性の低下も懸念されていて、技能の速やかな若手への伝承が急務となっています。

さらに、令和3年4月1日からは、65歳までの雇用確保(義務)と70歳までの就業確保(努力義務)を定めた改正高齢者雇用安定法が施行されました。

加齢による体力低下により、高齢者はバランス能力や柔軟性が低下し転倒事故の罹災や腰痛発症のリスクが高くなるとされています。雇用主にとっては高齢者の雇用義務化によって労災発生リスクも高まります。

大成建設では、昨年度全面的にリニューアルしたユニフォームのパンツに、スマートスーツの機能(ストラクチャ)をセットインしました。今後、全国の作業所等に順次導入していくとのことです。また、建設現場で働く協力業者の方々にも斡旋し、市販の作業服等にスマートスーツのストラクチャをセットインするとのことです。

スマートスーツは、柔らかい弾性体(ゴム)の張力によって中腰姿勢時の後背部の負担を減らす内骨格型のアシストスーツです。作業服等に容易にセットインすることが可能で、着脱の手間や着心地を大幅に改善しました。

オーバーオールや作業パンツにあらかじめスマートスーツのストラクチャをセットインした一部のモデルは「スマートスーツ・プラス」としてDCMホーマックの一部の店舗、DCMオンライン(ECサイト)等で販売しています。また、ここにない作業服の素材や色、スタイルについては当社にて取り扱いがありますので、お問い合わせください。

 

 

大成建設のユニフォーム